笑ウJENAニハ福キタル

些細なことで笑顔になれるシアワセ。
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クレッシェンドとワタシ
銀座にクレッシェンドという店があります。
1990年のオープン当初から、私が15年もの長きに渡ってお世話になっていた古巣です。
バブルの終盤、フロ▲エーに載っていたお時給に釣られて「遊ぶ金欲しさ」に女子大生のワタシが足を踏み入れた店、それがオープンしたばかりのクレッシェンドでした。今思えば、それが「今」に繋がるいろいろなコトの始まりでした。

長年様々な店で弾き語りを続けてきたオーナーのフランコがクレッシェンドを始めた25年前、世の飲み屋はカラオケに席巻され、弾き語りの肩身が狭くなりつつあった頃と聞いています。そんな中、フランコの弾き語りとママの歌を聴いてもらい、お客様にもギターを伴奏に歌ってもらう、それが当初フランコが思い描いていたスタイルでした。

そこに何もわからず「カウンターレディ募集」のページにあった「クレッシェンド」という音楽用語がついた店名と「音楽家が始めたお店」とのコメントだけでフロ▲エーから選んで面接に行ったワタシの登場です。たまたま音大生であったこと、バンドもやっていたことなどから「お。だったら歌ってもらおう。」「ピアノも弾けるんでしょ?だったらキーボードも用意しちゃおう。」と、単に接客のアルバイトとしてのつもりだった女子大生を「こりゃ使えるかも」と気をよくした店主フランコの野望が膨らんでいったワケです。

何より、この出会いがワタシ自身にとって「歌を歌ってお金を頂戴する」というきっかけになったのです。それまではライブをやっていたとは言ってもコーラスでの参加がほとんどで、集客も友達に片っ端から声をかけるのが精いっぱい。そんな女子大生が、「人前で歌う」ということはなんぞや、というものを学んでいく場を与えてもらったわけです。少々オーバーな表現かもしれませんが。
たぶん、フロ▲エーを見てこの店と出会わなければ、私の音楽との関わり方はまた違う形になっていたかもしれません。ま、少々オーバーな表現かもしれませんが。

たまたまやってきた女子大生が数年を経てそれなりに成長し「使える」ことを実感した店主フランコは更に気をよくして野望を膨らませてゆきますw。クレッシェンドは以降、現在に至るまで、プロミュージシャンとしてそれぞれに活躍しているスタッフばかりを揃えるようになっていき、その演奏を聴いて楽しんでもらう時間の濃さがバリエーションを増していきました。
オープン当初、店内にディスプレイとして数点の楽器を飾っていたことから、それを扱えるお客様がセッションに加わることも。あるいは「ヴァイオリンって触ってみていいですか?」と興味を示すお客様も。それに気をよくした店主フランコ(笑)が、徐々に楽器の種類も増やしてゆき、スタッフもヴォーカリストやピアニストだけでなく、管楽器や弦楽器のミュージシャンも加わるようになってきました。

クレッシェンドのHP(http://www.crescendo1990.com)では「参加型音楽バー」と謳っています。
お客様が生演奏を伴奏に歌うなり、楽器を弾くなり、あるいは未知の楽器に挑戦したり、といった楽しみ方のできる店です。
ワタシが何もわからずにこの店で働き始めたあの頃、狭い店の狭いカウンターの隅に置かれた、フランコが自宅から間に合わせで持ってきたキーボードの前に立ち、訳もわからず次から次へと譜面をあてがわれ、知ってる曲だろうが知らない曲だろうがお客様の伴奏に加わる、ということを繰り返しながら「こういうの結構キライじゃないかも」と当初から楽しんでおりまして。
これは先にお話しした「人前で歌う」ということはなんぞや、を学んでいく過程とそれなりに繋がっているように思います。「音楽」を提供するということとはなんぞや。音楽の「楽しみ方」を提供するということはなんぞや。。。。

それに関連して思い出したことがあります。
ハナシはワタシの幼少期に遡ります。
幼稚園児か低学年の頃、東京都児童会館(残念ながら2012年に閉館)というところに連れて行ってもらうのが大好きでした。
そこの音楽室にはいろいろな楽器があって好きに遊べたのですが、ただ闇雲に鳴らしているだけでは面白くない。たまに職員なのかボランティアなのか、ただ単に子供好きの音楽好きなのか、お兄さんとかお姉さんがいて、「これはこうやるんだよ」と楽器の扱い方を教えてくれたり、居合わせたほかの子供たちと一緒に簡単なアンサンブルを仕切ってくれたり、それがとてもとても楽しかった。
ひとりで行けるほど近所なわけではなかったので数回連れて行ってもらった程度ですが、とにかく音楽室で遊んだ記憶は鮮明に残っています。
クレッシェンドが提供している時間は、あの時のお兄さんとかお姉さんが提供してくれた時間に似ているような。

クレッシェンドを離れてから10年以上経ちますが、ピンチヒッターとしてここのところ数回の出番がありまして。
ワタシ自身の音楽との関わりを振り返るいい機会にもなりました。
今夜がピンチヒッターとして一応ラスト。←今頃言うか(- -)
オトナの遊び場。ご都合よろしければ是非お立ち寄りください。
またの機会もあろうかと思います。その時にはまたこちらでもお知らせします。

クレッシェンド
http://www.crescendo1990.com
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生業:うたうたい

「ニホンゴ話せますか?」とよく訊かれるが、生粋の江戸っ子、神田の生まれ。
英語で歌い、ポルトガル語で歌い、スペイン語で歌い、時にタガログ語でナンパされる。そんな無国籍な風貌でありながら、明神下で日本舞踊を教える父を持つ。
一番好きな酒はテキーラだが、一番好きな食べ物はあん肝(一緒にヤッてみたことはまだない)。
「無節操」をポリシーに、明るく楽しいビンボー生活をエンジョイしながら、日々、歌っている。

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